(海水館NOMOZAKI 高浜・熊製麺跡支店)

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■運営者の紹介 ■館内の概要 ■展示中の生物 ■理念・開館にいたるまで等

■野母崎の観光案内・リンク

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■当館の近郊・他市へ移転をご希望いただける方へ R7/12/14(12/15若干修正)

 令和7年12月現在、当館は自身の努力不足はもとより、地理的条件他でお客様のご来場が非常に難しく
、大変厳しい状態が続いており、館長の副業等で辛うじて維持をしている状態です。
土日でも僅か数組のお客様しかなく、もし普通の場所であれば考えられないほどの状態です。
ただし、来て下さったお客様は30分〜1時間近く滞在される方も多く、概ね好評をいただいております。
グーグルマップのクチコミ等もご覧ください。

当方はあくまで野母崎を故郷としており、今後も維持継続には努力を続けたいと思いますが、経営安定化の
ため、あるいは有意義のためにも、現在の場所も当面保留したうえで、今後、近郊ならびに他市で、当館の移
設(招請)を望んでくださるような事がございましたら、実現の可否はともかくとして宜しければご連絡願えます
と幸いです。可能な限り検討させていただくたく存じます。

実際、開園してまもないころ、当館のような施設を望んでおられる観光地の元行政の方がご訪問されたこと
がございました。
たしかに各観光地では、多くの場所が温泉と飲食が中心でそれ以外の訪問できる場所が少なく、仮にあっ
ても子供や一般の方があまり興味を示さないマイナーなところが多いという事を共感しております。
 そこに、海からある程度離れた陸上で運営できる小型の水族館と、木のおもちゃという組み合わせは大変
一般の方にも親しみやすく、またある程度離れた場所からでも一度訪問してみたいと思っていただきやすい、
のではないかと思います。

・当館をとりまく状況、地域の姿勢、考え方など

 こちら野母崎は地域おこし、地域活性化が叫ばれて久しい地です。
私(館長)は2007年から軍艦島を世界遺産にする活動に協力し、2012年に当地に関西から移住、そして
2013年頃から個人的に個人、団体等に対し、地域活性化、依頼をうけたら有償・無償でも個人・団体へのお
手伝いとして労力や時にお金も出し、生活の限界に近いところまでさせていただきました。
 この地で大変親しくさせていただく方も増え、当館にも個人的に協力して下さっている方も少なくありません。
それゆえ、すでにほかに故郷もない私には、野母崎を故郷とさせていただいています。
 当館の事は、メディア(テレビ、新聞、雑誌等)は当然の地域情報として開園からこれまで約1半年弱で約14
回、報道・掲載してくださいました。

 ただ一方で、長崎市の広報はじめ、公的な補助金等を使い公的な役目にしさなければならないはず
の当地の地域の祭りの観光ガイド付きパンフレットなどにも一切掲載されないという不思議な状態があります。
 普通は過疎が進んで観光資源にも乏しい地に、私設であれ公設であれ水族館ができたとすれば、まともに
地域活性化の意識をもっていればそれなりに互いの協力は行うはずで、実際私も当館の情報発信としては
いつも当地のイベントや祭り、少しでも知っている他者があたらしい何かを始めたときは可能な限り宣伝くらい
はさせていただいています。地域の発展を望むものとして当然の事と思います。  

以下は私が個人的に感じる事ですので、不正確かつ、本来あまり口にすべきことではない事と思います。
私自身がもともと関西から来た”よそ者”であるということと、10年近く地域活性化や地元への協力活動の中
でこの地の行政、役人の態度や仕事と保身への姿勢についてかなり問題意識をもって発言もしましたので、
それに対する反応かもしれないと、個人的には感じるところでございます。
 あるいはいわゆる「村社会」の一つの性質かもしれません。
 ちなみに、この地の行政や役人に問題があるというのは、住民の多くが感じているところです。
 いずれにしても、こういったこともこの地域の過疎が止まらない原因、今の野母崎がその結果ではないかと
常々感じております。

 あえてこんなことを申し上げたのは、仮に当館を招請してくださる市や町、行政があったとして、こういうこと
について問題意識を持ってくださっているかということを確認させていただきたいからでございます。
失礼の段、何卒、ご容赦いただけますと幸いです。

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■当館ができるまで・理念等

●当館ができるまで

 館長自身は関西の出身で、現在当館を運営しております母体「海水館 NOMOZAKI」の前身である「海水
館 水族環境学研究室分室」を2002〜2021年経営していました。(業務内容は、観賞魚の販売、サンゴの
養殖販売、飼育用品の製造と販売、生物の飼育研究等)
 2007年頃から軍艦島を世界遺産にする活動に協力し、2012年に野母崎に移住し、2013年頃から当
地の地域活性化の団体や個人、自治会、NPO法人、お店などに微力ながら参加・協力をしてまいりました。 
 その中で、地域の方と2014年頃からこのようなことを実現できる場所を野母崎周辺で模索していました。
 しかし、色々な活動やお店、個人に協力するも、結局場所もなく費用もたりず、断念して本業に専念するし
かないと判断し、2018年5月、通販に有利な関西(奈良県天理市)に移転し、3年間は本業の仕事のみに専
念していました。

二つの閉業からの出発

 2021年9月、当地(現会場)で、1952年の創業から約69年間にもわたり製麺業を続けられてきた有限
会社熊製麺様と、当方の前身の旧海水館が同時に閉業しました。
 現在の開場である工場は1976年頃に建てられ、長年、多くの人がこの工場に出入りし、この地の雇用と
食を担ってこられました。しかし、時代が悪くなっているところを賢明に戦っていたところにコロナ渦で残念な
がら廃業を余儀なくされました。館長自身は2021年2月頃、当時仕事は一定
程度順調でしたが、神経症という病を患い、仕事が続けられず、閉業せざるを得ない状態となりました。
 
 時を遡ること2013年以降、地域活性化の活動や互いの仕事の支え合いなどで親しくなっていたところに
、相次ぐ閉業となり、自分達の環境や経営の厳しさを噛み締めるとともに、以後、どうにかして地域活性化を
目的として新たな出発ができないかとおもっていました。
 館長は2022年3月関西から自分の心の古里になっていた長崎・野母崎に戻り、旧熊製麺様のご厚意で
電話一本でまず今の家をかしていただけました。長崎野母崎恐竜パークに約一年間パートで勤め、本来は
ここで水族館を造れないかと思いましたが、制度その他で無理があるため、やむなく退社し、場所を探して
いました。
 当時の当方(旧海水館)が閉業後、残り少ない資金で小型の水族館ができる場所がないものかと探して
いましたが、なかなか場所もなく万策尽き果てたと思った時、奇跡的にこちら旧熊製麺様のご厚意で格安
で当地を貸して頂けることとなり、2024年2月に工事に着手しました。 
 結局、旧熊製麺様には、お家も水族館の場所も貸して頂けることになり、感謝に耐えません。 

●開始・運営の費用と考え方について

 開始に用いた作製費用は約100万円で、すべて手作りで館内を作製しました。これに元々の業務(サン
ゴ養殖販売)で使用していた材、養殖サンゴ等概ね50万円相当を再利用・流用しました。

 当館の作成・開始費用はすべて館長の私財(貯金)と副業等のわずかな利益で賄っており、2025年11
月現在、補助金はじめ、クラウドファウンディング、また借り入れ等も一切行っておりません。
 経営は大変厳しく、今後絶対にこれらのお世話にならないと断言はできかねますが、安易に他者、や公
金の資金援助をうけるような経営は極力ひかえたいと考えております。 
 実は複数の方からこれらのおすすめを頂きました。しかし、まず補助金については民間の大多数の方が
皆ご苦労されてご自身の財産と借金等で経営されている中、ライフラインでもない当館のような仕事で補
助金を受けることは、仮に制度として許されていても、著しい不公平であり、本来
安易に特定の仕事に対してのみ補助金を出すような制度自体が、仕事に貴卑をつけるものではないかと
考えております。 
 実際に補助金に絡んで、個人やNPO法人に対しても誤解や不公平の声も普段から耳にしております。
 クラウドファウンディングについては素晴らしい制度であり、館長自身もわずかながら寄付した事もあり、
決して否定するものではありません。収益を
目的としない公のための活動や、事業であれば開始の際、または発展的なことに使うならまだしも、経営
が悪化している補填に利用するようなことは極力控えたいと思います。できる努力をすべてして、なおか
つ万策尽き果てたときに初めて検討をさせて頂きたいと思います。

●行政や他の団体などのつながり

 当館に対しては、それらの個人、また民間でお店や各事業をされている館長の個人的な友人による私
的な間接的な支援(お客様のご紹介、ネットでのSNS等の自己メディアでの照会、漁師様からの生物の
無償・また格安でのご提供)をいただいており、また新聞やテレビなどのメディアからはしばしば掲載を
頂き、感謝を申し上げます。
 なお、市や行政関係者とは特になんらの関係も支援もなく、またあらゆる市の広報物にも掲載された
という報告は伺っておりません。  
ただし2025年8月 民間のメディア作成会社様による取材により長崎国際観光コンベンション協会(DMO
NAGASAKI)が運営する長崎市公式観光情報のインスタグラムに掲載されました。
→ 
https://www.instagram.com/travel_nagasaki/

●経営状態・改善のご報告

 来客数の少なさから2024年7月末の開園以来赤字が継続しており、他の通販業務での収益と館長
の貯金を切り崩す形で運営を継続しています。
 2025年2月、やっと最低限の運営経費を賄う僅かな黒字状態となりました。しかし土日等にみられる
当地の各飲食店様の車の数から比較して、本当に微々たる数しか当館にはきていただけておらず、ま
だまだ宣伝不足を痛感します。
 (追記)同年8月夏休みの影響もあったと思われますがこれまで月間200人台を超えなかった入場者
数が約639人様となり、僅かながら収益が出たため、一度縮小した水槽展示の再開を予定しております。 

●ご来場数の報告(招待券などのお客様は含めず、有料のご入場のみ)

(2024年)
8月141人 
9月170人
10月179人 
11月225人
12月172人
(2025年)
1月2
32
2月272人
3月254人
4月241人
5月230人
6月222人(当月より、原則 土日祝日のみの営業に変更)  
7月約216人(7/21-8/31は夏休み期間として原則無休で臨時営業)
 ※今月後半より、売り上げ金を260で割った数で概算で算定 
8月約639人
9月約268人
10月約131人